あるいは最後にして最初のアイドル。
アルバムを聞いてもPVを見ても鍵を手にしてもなかなか「何故NEVERLANDなのか」が解らず悶々としていたのですが、実際にツアーに行ってみるとすごくテーマがしっかりしていたので入れてよかったです。心底思いました。
昨今、アイドルは「アイドルだけ」ではなくて「アイドルだけど○○が出来る」みたいなのが求められがちだなあと思っていて、それはNEWSの4人にとっても同じ――小山さんはキャスター、まっすーはデザイン、シゲアキは小説家、てごにゃんはサッカーやバラエティ――であるのは間違いない*1のですが、それぞれ見たり行ってきたりしたものを『ド直球のアイドルとしての表現方法』という形で還元したらああいうコンサートになるのではないでしょうか。
ネバーランドは幻想の中のおとぎの国です。NEWSというグループにとって、アイドルのコンサートとは本来そういう【日常とは別の世界】の【幸せで楽しい】理想郷を指していて、また変わりゆくアイドルの形に対してのNEWSなりの答えなのだというように感じました。
シゲのソロに関してもなかなか難解だなあと感じていたのですが、実際目の前で動くシゲアキを見たら全てが腑に落ちました。
また、タイトルに隠された意味と演出がマッチしていることにリアルタイムで気付くことが出来てすごく嬉しかったです。
最近の某週刊誌で取り上げられた話題、ブームと一見悪そうに見える単語が冠されているのでなかなかうわ……と思ってしまいます*2が、ああいったものは常に自分たちの身の回りにあるものだからブームとかではなくてみんながやっと気を回すようにすることが出来るようになったんだよ、ということをよく考えられた演出／歌詞／衣装*3だと思ったので、ああこの人は世界をきちんと捉えているんだな、とよりシゲアキのことが好きになりました。
シゲのこと、好きでよかったなあ。
