6/1 13:30 蜘蛛女のキス

記事の内容が前後しておりますが、6/1に蜘蛛女のキスに行ってきました。

ここであまりネガティブなことは書かないと決めたので中略しますが、エイタメ東京に入りそのあまりのかっこよさにやられてオーラスも探して入りました。
そこで見た「Rather be dead than cool」にいたく感激いたしまして、私はどうやってもこの人から逃れることは出来ないのだと悟り、からの新年会・主演舞台発表だったのでこの上半期大倉忠義という人間について鳥肌が立つくらいにかっこいいことが目まぐるしく起こったのが本当にドラマみたいでかっこいいですねこの人。

私が見たのはたった1公演だけですがそれでも行けて本当に良かったです。
ヴァレンティンの持つ若さゆえの未熟さをあんなに表現できるなんて、まだ全然大倉忠義という人間について何も知らなかったんだなあと思いました。
未熟さももちろんですが、革命家という肩書の持つ重さ、時代背景、昇華できていない少年らしさ、シニカルでいないといけないところ……そういったものがヴァレンティンの、大倉くんの声から表情から動きから全てから読み取ることが出来て、そういう芝居を生で見ることが出来てなんて凄まじいものを見ているんだという気分でいます。

はじめのうちは謎めいている2人の掛け合いも、それこそが蜘蛛の糸を手繰るようでその感覚すらドラマティックで鳥肌です。
少しずつ話や世界の全貌が解るのって、物語を紐解く上で当たり前のことなんですが、その当たり前がとても丁寧に描かれていてやっぱり鈴木裕美さんの演出は素晴らしいなと思いました。フランケンシュタインもすっごく好きだったので。