地面は続いているんだ

Vamp Bamboo Burnの話。

芝居の形として、自分が行った中で10/7の公演が一番自分の好みだったりするのですが、今日の大千穐楽は本当に色々なところから熱気が感じられて、最後なんだっていう気迫や熱が直に伝わってきて、その空気感だけで泣けてしまいました。
本編の最後の最後まで堪えました。けども、多分サカエちゃんとの最後のやり取りのあたりでつーっと涙が落ちて、カンパニーを背負って立ってる斗真を見たらもうダメで、次から次へと涙が溢れてきて止まりませんでした。
……ヘドバンしたら止まりました。ていうか拳あげられるの最高でした。やっぱりどうにも手を動かしたい。
せんべい撒きで倫也とやいのやいのやってる座長微笑ましかったです。

生田斗真っていう俳優の肩に乗っかってるものを見てしまっているのですかね。たぶんそうですね。
家に帰ってきたばっかりでなかなか言葉が出てこないのですが熱は熱のまま残しておくことにする。
サイコーの舞台をありがとうございました!行ってよかったVBB。

映画「ミュージアム」感想/解けない赤い罠

ミュージアムグリーンカーペットイベント・ジャパンプレミア試写会に参加してきたので映画の感想です。
旬くん超間近で見たのですが、口の端になにか出来物が。体調は大丈夫なのでしょうか。
ネタバレは特にありませんが、一応続きにしまっておきます。

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8/10 Japonism Show in Arena 17:00@横浜アリーナ

※いつもどおり、を心がけます。

ブルーラインの新横浜駅を降り、横浜アリーナへ向かう道すがら、私は5年前の9月3日のことを思い出していた。

あの日は黄色いポロシャツに黄色いパンプスに黄色いネイルで、黄色のメッセンジャーバッグを持ってバイトに行った。
普段より早めに上がらせてもらって最寄りのマックで昼食をとっている最中、古い曲もやるのかな、と感謝カンゲキ雨嵐を聞いたことをよく覚えている。
同行の友人にそれをメールで伝えてみたら、それはやらないんじゃないかな、と返事が来たことも。

総武線に乗ってみると、同じ車両の中に国立競技場へ向かう女性がたくさんいた。
新宿でどっと増えた彼女たちと千駄ヶ谷駅で降りる。千駄ヶ谷なんか、友達のお父さんにスケートリンクに連れて行ってもらった記憶くらいしかなくて、今この電車に何百人も降りる人がいるのにあんな狭い駅で人をさばけるのか、と通路を歩きながら思った。
横一列になった自動改札機はあっという間にファンを駅の外へ吐き出していた。友人とはすぐに合流出来た。

「すごい、こんなに沢山の人有明くらいでしか見たことないよ」
私の第一声は確かそんなような言葉だったように思う。もちろんコミックマーケットの方が動員は多いことくらい解っていたけれど、それでもあの道路沿いにこんなに人がいるのをはじめて見た。
カラフルなツナギだったり、チュールスカートだったり、ドレスだったり、制服だったり、思い思いの参戦服に身を包んだファンはみな笑顔を浮かべていて、それまで私の行っていた現場というと、今日は何回回るかだとか、最前取っておくからすぐに来てねだとか、他のファンの悪口だとか、そういう会話ばかりで、ただ純粋に目の前のものを楽しみにしているといった表情は、当時の私にとってかなり衝撃的だった。

この先、この青山門の先にいる5人は、今までどんな世界を人々に見せてきたのだろう。私に、どんな世界を見せてくれるのだろう。
背筋がぞっとした。人生が変わる予感しかしなかった。これからどうなってしまうのか、立ち止まって考える時間の余裕は、もう無かった。

あれから5年が経った。
横浜アリーナの周辺にはファンの姿は余り無く、みな入場してしまったのだろうと友人が言った。
既に開演まで15分まで迫っており、慌ただしく駆け込む浴衣の2人組、ヘアメイクをバッチリ決めた女性が会場の中へ吸い込まれて行く。
顔写真認証はドームの時より緩かった。手荷物検査も無かった。おそらく、ドームと違って会場が狭いから不審者がいたとしても引っ張ることが出来るのだろう。それが例え違う人物の情報でも、どこの席にどの顔が入ったかは掴んでいる。
拍子抜けするくらいあっさりと入場して、席へ着く。ありえない程近い席だった。
ドームのコンサートにだってもうそれなりに足を運んでいるけれど、今までで一番ステージに近い。そこで早くも言葉を失った。

昼の部にて、嵐コールが無かったと本人たちがボヤいていたというレポを見たから、コールが始まったらすぐにそれに参加した。
けれど、なかなか声が出ない。すぐそこに嵐が来ると思うと、喉が掠れてしまった。
何度か咳き込みながら柵を握りしめる。客電が落ちて、赤色に設定していたペンライトが消灯する。
会場中が歓声で湧く。私たちは静かに息を呑む。
 
 

    • -

 
 
これは私が嵐に対してハードルが低いのか、それとも全てを受け入れているのか、どちらか判断はつかないけれど、とにかく文句のつけようも無いものをこの目で見た。
素晴らしかった。どうしてこんな素晴らしいものを見ることが出来てしまったのか、まだ理解しかねているところがある。
その位素晴らしかった。

国立競技場と、横浜アリーナ
5年かけてこんなところに来てしまった。
正直に言う。アリーナが発表されたドームツアーのオーラスで、銀テープを握りしめて、私は「5万人でも7万人でもとびきり楽しませてくれるこの5人が、わざわざ今になってアリーナ?」と首を傾げてしまった。
それを賛辞する人たちに対して、御簾の向こうの存在として、その重さを背負う彼らの意義を否定していやしないかと考えてしまっていた。

それがどうだろうか、アリーナに行ってみて、世界が一変した。
確かに嵐は「そこにいた」。
今までだって――数えたら23回、アリーナは24回目の嵐――嵐のことはナマで見てきたけれど、対話できる存在、双方向性をもった存在としての嵐がそこにいた。

アリーナの嵐はそれまで自分が見てきた嵐と何もかもが違った。
もちろん、嵐は嵐だ。そこに変わりはない。
でも距離が近いと、ハコが狭いと受ける感覚としてこうも違うのか、とその差に愕然となった。
表情、動き、流れる汗だとか、吐息とか、マイクを通さずに聞こえてくる声だとか、その存在感。すべてがリアルなスケールのものとしてそこに立っていた。
それらは、自分にとってあまりにセンセーショナルだった。

5人が帰ると言ったアリーナに、「ただいま」をしたアリーナに私が行くのははじめてだから、「おかえり」なんて言えないのだろうと思っていたけれど、改めてアイドルの立つ本来の座に戻ってきた嵐に対して、全力で「おかえり」と言った。

席が近かったというのもこういう気持ちになった要因のひとつではあると思うけれど、それでも「アリーナ」という空間はあまりに格別だった。
不満の要素など出るはずがない。
このまま、何があっても5人についていこうと、心底思った。

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私は秘密を保持出来ない

8/6公開の「秘密」、初日舞台挨拶の両部に参加してきました。
とはいえレポ出来るような事は特に起きず…、というか、1部は映画の内容がヘビーすぎて斗真が入場してきても「あ…斗真…斗真かっこいい…」と感覚が死んでいてそれくらいになってしまい、逆に2部はもうネットのメディア等でレポがされていてこう…わざわざ書くことがない…。笑

斗真さん、髪の毛染めてましたね。あとすごく梳いたのかしら、レイジほどではないですがとてもさっぱりした髪でした。
何度見てもかっこいいけど、そんなの当たり前の事すぎるなので本当に書くことが無い。
ああでも少し痩せたのかなあと思いました。最後にナマで見たのグラスホッパーの舞台挨拶ですが、そこからリンコさんとレイジを経て今、と思っても予告犯関連で見た時より細いかなあ。
薪さんで痩せてそのまま戻ってない印象です。うーん、心身の健康を願います、と言っても健康であると思うんですけどね、斗真さんですし*1

1部の思い出し

  • 斗真さん、上下黒の艶感のあるスーツ、シャツも黒。襟のあたりにスタッズと青いストーン? 刺繍? がされていて、VBBナイズされてる感じが大変素晴らしかった。
  • 大友監督もどこかで言っていましたが、生田斗真を小さくさせる工夫…ということで配置されたおかだまと桃李。本当に小さく見えました。175cmあるんだよなあ…。
  • 登壇者挨拶→ライビュ会場へプレゼント、の流れ。くじの箱が出て来るのを「ちゃんと入ってますね」と言いながら揺すったり引いてみたりする斗真。
  • (オグトマコンビはくじ引きの箱が好きなのか)
  • 突然千明様のドレス見て「目のやり場に困るゥー!」っておっさんか!笑
  • 右手で引いても左手で引いてもどっちでもいいよ!ww
  • 客席と絡むし千明様ちらちら見るし私語はするし(身体がおかだまの方向にずっと傾いていた)始終ご機嫌、のように見えた。

2部の思い出し

  • 30分のスパンを置いてごきげんお兄さん再び。
  • 2部のほうが舞台挨拶らしかった。
  • 生田斗真です。数ある作品の中から、リオの開会式も見ずにこの『秘密』を選んでいただきありがとうございます。みなさんは猛者ですか!笑 映画『秘密』は、カンボジア代表猫ひろしを応援しています! ニャー。」
  • 誰の脳を覗きたい? 斗真「僕はやっぱり*2芸術家やアーティストの方ですかね。どう言うことを考えて作品を作っているのかとても気になります。横尾忠則さんの絵が好きで、あの絵はどうなっているのか、とか…。」
  • 自分が話終わり、MCの方のそうなんですね~っていう相槌の間におかだまに何かを仕込む斗真。
  • MC「岡田さんはどうですか?」ま「僕は~…猫ひろしです!…もういいですか、もういいですよね、はい」斗真…。
  • 桃李「僕はマンガ家か…武将ですかね*3織田信長とか…。ああでもマンガ家さんで。井上雄彦さんとか」斗真「ちょっと見せてくださいーつって」桃李「そうそう」ノリが軽いよ。
  • 千明様「私はイケメンの脳内。どういう風に世界が見えているのか、キャーって言われてみたい」大森さん「僕も生田斗真ですかね…」大人気、斗真破顔(かわいい)
  • 鏡開きをする流れに。お酒か~*4って思ったら秘密の「密」に掛けて蜜、メープルシロップの鏡開きというなんとも珍しい催しでした。よくあることなのかなあ。
  • 「秘密」「大ヒット」の掛け声でぱこん。
  • 斗真さん、何故かおかだまにシロップ舐めてみなよ、と勧める。おかだまキョドりつつも樽の中に指を入れて言われた通りに舐めてみる。
  • おかだま「蜜だ~~~!」 斗真「蜜か……。」(←ちょっとシリアスな声で) おかだま「蜜だー……。」仲良いね君たち。

斗真、最後の挨拶で「魂を込めて作った」と言っていましたが、誰にでもおすすめできる内容では無いとはいえその魂がすごく伝わってくるような、そんな作品でした。
作中の中で問われている倫理観についても、表現についても、よくもまあこれをこれだけ大々的に出来たな、というのが2日経ってみてのストレートな感想です。
舞台を見たあとのしんどさが好きな人は是非見に行くといいと思います。
一日2回見るものでは無かったかもしれませんが、それでもこの「しんどい」感じはなかなか癖になります。
映画館だからこその没入感の中で、一人で観に行った時の自分の反応が楽しみです。笑
次いつ行こうかな。

追記はネタバレ絡めた、感想というかなんというか的なあれ。

*1:あくまでファン視点でしか無いのですが、この「ちょっと心配」「ちょっと気掛かり」というのが、いつかの旬くんのインタの「支えていきたい」発言に掛かってるのかな…と勝手に思っていたり、いなかったり。

*2:やっぱり、はパンフレットでの同質問に被る「やっぱり」

*3:過る岡田准一の影

*4:思い出されるベロベロの殿

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今日の夜会

こうやってこういうことが普通に話されるようになったのに時間の経過を感じています。
そうやっていたのにこの道を選んだ翔くんが本当に好きなんです。
いつの間にか蒔かれていた芽に気付けて本当に良かったなと、それを気付かずに踏みしめていなくて本当に良かったな……。

「ヒメアノ~ル」を見た

ヒメアノ~ル見て、そのまま喫茶店に駆け込んでMacBook開いて書いてます。
人の感想とか「すごい」くらいしか見てなくて怖い映画だ〜くらいの印象で行きました。
痛い目見た。

剛つん

見ました。剛つんだし絶対見に行こうって思ってたんですけど機会に恵まれず、遅くなりましたが今さっき見てきました。
いや、すごい。一体何を見たんだろうっていう気分です。
実のところ「見たら剛担になっちゃうかな」とかいうテンションで臨んだんですけど、そのレベルを遥かに飛び越えてしまいました。
だってあんな役やってそれでも森田剛でいられる剛つんってすごすぎないですか。
最近見てた役者たちが若干引き摺られちゃうタイプで、そこも好き〜なんてのほほんと構えてたりするんですけど、でも森田に引き摺られちゃダメじゃないですか。
当然森田に剛つんは引き摺られてない訳で、剛つんは剛つんのままニュートラルでいて、この人なんて恐ろしいんだ、と思いました。
剛つんの演技をマトモに見たのが祈りと怪物ぶりで、その時もだいぶ打ちのめされたんですけど、それが霞むくらいに、圧倒という言葉すら相応しくないくらいに今私は剛つんが怖いです。
森田も怖いですが剛つんが怖いです。
人を好きになる時、こうして「この人怖いなぁ〜」って計り知れなさや残された余白について思いを馳せることが多くて、それでも私が対象を好きになるのはその計り知れなさや余白を受け止められるからなんですよね。
今回のは、ダメでした。見ながら必死に「すごいすごい」っていう感覚を取りこぼさないようにしてたんですけど、指の間からどんどん抜けていく感覚があって。
それは剛つんが普段水のようにさらっとしているからかもしれないのですが、すごいと思った感情・感覚を堰き止めるのが無理でした。
剛つん、すごすぎる。本当にヒトなのか。

岳ちゃん

森田という巨大する狂気と岡田という普通の対比がめちゃめちゃキレ味ありましたよね。
狂気を狂気として演じるのもめちゃくちゃ難しいと思うのですが、岳ちゃんの「普通」もめちゃくちゃギリギリなバランスだったと思います。このバランス感覚を保てる岳ちゃんってやっぱりすごいな、と予告犯の時も思いましたが今回も思いました。
岳ちゃん、岡田はこの映画の中の「普通」のシンボルでストーリーテラーで、その上で岡田のキャラクターが乗っかってるのってヤベェな……濱田岳やべぇ……

吉田監督の映画ってまだどれも見たことなくて、それでも「ばしゃ馬さんとビッグマウス」「銀の匙」はジャニオタ以外にも好評だったよな〜っていう印象があって、きっとそれは描き方が丁寧だからなんじゃ、という感想です。
狂気を丁寧に描くとこうなるのか。いやなに、すごかった。すごい。もう一回見たい。

なんかまとまらないけど衝動のまま残しておこう

鮮やかなマーブル

そりゃもう5年も経ってるし当たり前。番組はすごく楽しかった。
自分の心情として、楽しむ、という感情が生まれる余裕が出来ていた事に驚いています。
記憶とか感情って時間に従ってどうしても薄れてしまうのを、ここ最近ずっと味わってますが*1、この事についても時間の経過を感じました。
まさか感じるとは思ってなかったから。衝撃は衝撃として心のなかにずっとそのままであるもんだと思ってました。そんな事あるはずないのに、これは私が馬鹿ですね。
本当に、トークコーナー楽しくて、良かった。
りょますがお話したこと、まっすーが亮ちゃんにぐいって行くところ、前のいっぷくの時も見れましたけど、今回も見れて良かったです。
4人と亮ちゃんの関係性にあまり変容が無い(ように見えた)ところ、すごく嬉しかった。

どうしたってNEWSを見るときはNEWSを、エイトを見るときはエイトを見てしまうので気付かなかったのですが、亮ちゃんすごく顔立ちが変わった事に気付きました。
それを見て胸がすいたような気持ちになりました。

なんだろうな。
顔つきの変わった亮ちゃんが、例えば4人に混じっててもそれは違和感でしか無いし。
それを望んでるわけじゃないんだけど、じゃあ自分は何が見たかったんだろう?
さびしいね。うん、さびしい。どんどん遠くなっていくのがさびしい。
しょうがないんだけど。

*1:ウロボロス関連で…