10年前の私へ

前略
お元気ですか? 学生生活には慣れましたか?
作品は作れていますか? 出来なくても結局もの作りからは離れられないので安心してくださいね。
発表の場はプロとして活動することだけじゃないですよ。むしろそれは2006年の時点で求めていなかったはずです。
プロ志向の友人に囲まれているからといって、それに乗ろうとして乗れない自分にがっかりしないでくださいね。
向き不向きの問題です。でも勉強は欠かさずしてください。本を読むだけでも大丈夫と言いたいのですが、それを言うとあなたはおそらく本ばかり読むので、なるべく経験を重視した学習をするようにしてください。
あと、大変残念な話ですが、その彼氏とは別れます。世の中なるようにしかなりません。あまり調子に乗らないでくださいね。

さて、10年後の私はというと、あなたのいる2008年時点でまだ中学生の男の子に夢中になってしまいます。
あなたからするとただの地方の中学生の男の子かもしれませんが、その男の子が驚くべき野心と自信とそれを裏付けるルックスと努力とひらめきであなたの前に現れます。
その子は、身長は高いとは言えませんが、とにかくイケメンです。イケメンからは逃れられません。これは呪いです。
ヨゴレを自分から買って……いや、買いもせず何も言わずにヨゴレになるタイプです。
頭の回転がはやく、おかしなことをたくさん言いますが、よくよく考えると場の空気を読んだ的確な判断ばかりで「どうしてそんな判断を下せてしまうのか」とあなたは恐怖します。
畏怖の心こそあなたのときめきの原点です。
おもしろいイケメン。大好きでしょう。昔からあなたはそうなんです。
また彼は顔面が驚くほどいいにも関わらず、それを鼻にかけません。
でも自分の顔面に自信があるので、その自信にあなたは心底惚れ込んでしまいます。
名前を白濱亜嵐くんと言います。
ちゃんと覚えてくださいね。

ちなみに、2011年に櫻井翔くん、2015年に小栗旬くんにドハマりし、2018年はここに白濱くんが加わることで推しが3人体制になります。
好きなものがたくさんあって楽しいですね。
一本道の求道者になんかなる必要ないですからね。
それでは、また手紙を書きます。

<ここまで>

  • 2017.11.15 れおちゃんを認識
  • 同 11.28 しらはまあらんくんを再認識
  • 同 12.13 白濱亜嵐と佐野玲於が同じグループだということを認識
  • 同 12.14未明 ライビュの存在を認知
  • 同 12.16 ライビュのチケットを取る
  • 同 12.17 ライビュにて「嵐とジェネどっちが好きですかー!」という煽りを受け、陥落

今に至る